インゲンマメ&ジャガイモ栽培日記(3)

(2025.7)

理科教材の編集部では、授業で扱う生き物の栽培や飼育、実験等を行なっています。

3回目となる今回は、育てているインゲンマメとジャガイモの成長と、ジャガイモを使って行った実験の様子についてうかがいました。

ではでは、最新の状況を報告ください!

こんにちは!
今回の中の人は、編集部の中でも無類の芋好きで通っているとのこと。何ですか? 無類の芋好きって。

幼少期に「甘いもので何が好き?」と聞かれたときに「芋」と渋い返答をした入社2年目のTが記事を担当しました。社会人になってからお芋と関わることになるとは、面白いものです。

その質問の正解は「あなたとの時間」以外ないらしいですよ。さて、今回はどうも怪しい実験をしたとうかがいました。

小学6年生の「植物と日光のかかわり」の内容です。大人の手に掛かればカンタンな実験のはずだったのですが……。

等価交換で手足を失ったとか、悲しいモンスターを生み出してしまったとか。

いえ、大丈夫です。失敗は成功の一歩だと山内恵介も歌っていますし、7回転んでも8回起き上がればOKなんです。

その手の自己啓発は、意識高い系の若手IT起業家か、はなかっぱにでも任せておいて、さっそくですが報告を始めていただいてよいでしょうか。

今回は育てているインゲンマメとジャガイモの成長と、ジャガイモを使って行った実験の様子をお届けします!

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インゲンマメ&ジャガイモ栽培日記(3)

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★6月12日(木) 最高気温27.6℃

 インゲンマメが成長し、プランターが狭くなってきたので間引きを行いました。 すくすくと育ってくれたインゲンマメを引き抜いてしまうのは少し心が痛みましたが、これもインゲンマメを大きく育てるための重要なお世話だと自分に言い聞かせ、慎重に抜いていきました。

その結果…

こんなにすっきりしました!

そして、前回Aさんが見つけてくれた、インゲンマメの葉を食い荒らすナメクジの対策として、土にコーヒーの出がらしをまくことにしました!
ナメクジはコーヒーに含まれるカフェインが苦手だそうです! これでもう戻ってこないはず……!

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★6月13日(金) 最高気温28.8℃ 

この日は風が強く、インゲンマメとジャガイモが……

横倒れ…

急いで土寄せ

横に倒れてしまいました。
根元をしっかりと固定するためにも、急いで土寄せ(2回目)を行います。
またしてもここで、教具部のKさんが登場!(詳しくは前回の記事をご覧ください!)
今回も土を分けてくださいました。ありがとうございます!

土寄せをした後は、少しでも風がしのげそうな場所にプランターを移動させました!
風のダメージから復活してくれることを願うばかりです。

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★6月16日(月) 最高気温32.9℃

プランターを元の場所に戻すべく、インゲンマメとジャガイモの様子を見に行くと……

ほとんど復活! 植物の生命力を感じます……

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★6月18日(水) 最高気温37.0℃

ついに実験の準備が始まります。
今回行う実験は、小学6年生の「植物と日光のかかわり」の内容です。
育てているジャガイモを使い、葉に日光が当たるとでんぷんができるのかを調べます。
この実験は、教科書によって実験方法が異なるので、今回は5種類の方法で実験をすることにしました。

まずは明日の実験に向け、午後に準備を行いました。
今回は、①日光に当てなかった葉、②日光に当てた葉、③葉の半分だけ日光に当てた葉(教科書にはないパターンですが…)の3つの葉でそれぞれでんぷんができるのかを調べます。

まず、①②③の葉を区別するため、①には1つ、などそれぞれの葉にハサミで切れ込みを入れます。
その後、それらの葉にアルミホイルをかぶせました。
これには、日光によってでんぷんができたのかを明確にするため、日光を遮り、葉にあるでんぷんをなくすという目的があります。

明日の朝、葉のでんぷんがなくなったかを調べるために、①~③の葉以外にもう1枚、アルミホイルをかぶせた葉も準備しておきます。

今日行う準備はこれで終了です。が……

せっかく実験をするのなら、と

アルミホイルに顔の形の穴をあけ、それを葉にかぶせたらどのようになるのかを調べたい!というSさんの面白い発想で番外編が始まりました。(こちらは教科書には載っていない内容です。) 顔の形の実験はインゲンマメの葉で行うことにしました。

こちらの結果もどうなることやら… …明日の実験が楽しみです!

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★6月19日(木) 最高気温36.4℃

実験当日です!
まずは午前中に、葉のでんぷんがなくなったかを調べる実験を行います。
ここで、葉にでんぷんがないことが確認できたら、今回のメインの実験に進むことができます。

アルミホイルをかぶせていた葉を摘み取り、でんぷんがなくなっていることを確かめます。
日光に当てていない葉からはでんぷんがなくなっているはずですが、ヨウ素液につけてみると…

青紫色になった部分が…。これはヨウ素液がでんぷんに反応して色が変わった、「ヨウ素でんぷん反応」です。でんぷんが葉に残っていました。なぜだ…、1日ではでんぷんはなくならないのでしょうか。
完全に葉のでんぷんがなくなったことを確認した上で実験を進めていく必要があるため、これ以降の実験は中止に。
今日はそのまま1日、葉にアルミホイルをかぶせたままにすることにしました。
明日の朝こそは、葉のでんぷんがなくなっているのでしょうか。

…今回はここまで!

【次回予告】
一度失敗した実験に再チャレンジ!でんぷんがなくなっているかドキドキの展開…
その後の実験もうまくいったのか!?
番外編でおこなっているインゲンマメの顔の実験はどうなったのー??

次回!「ジャガイモ実験リベンジとインゲンマメの顔のゆくえ」

お楽しみに!!

インゲンマメとジャガイモ飼育の記録

(1)

https://kyouiku.bunkei.co.jp/archives/3622

(2)

https://kyouiku.bunkei.co.jp/archives/3657

ホウセンカとヒマワリ飼育の記録

(1)

https://kyouiku.bunkei.co.jp/archives/2181

(2)

https://kyouiku.bunkei.co.jp/archives/2249

(3)

https://kyouiku.bunkei.co.jp/archives/2419

モンシロチョウ飼育の記録

こちらです!

https://kyouiku.bunkei.co.jp/archives/1101



ヘチマ栽培日記

(1)
https://kyouiku.bunkei.co.jp/archives/1250

(2)
https://kyouiku.bunkei.co.jp/archives/1405

(3)
https://kyouiku.bunkei.co.jp/archives/1597

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