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次期ICT環境整備方針の在り方ワーキンググループ(第2回)

(2023.12.13)

⚪︎令和5(2023)年12月13日に、次期ICT環境整備方針の在り方ワーキンググループ 第2回が開催されました。

・本作業部会は、令和7年度以降の新たな学校における ICT 環境整備方針の策定に向けた検討審議を行うため、デジタル学習基盤の整備・充実やそれを活用した教育のデジタル化の推進について調査審議を行うため初等中等教育分科会に設置された「デジタル学習基盤特別委員会」の下に設置されているものです。

・本作業部会の第1回目は、令和5年5月16日に開催されました。

⚪︎今回の主な議題は「次期ICT環境整備方針の検討について」でした。

⚪︎会議の冒頭、事務局より配布資料2「総合経済対策及び令和5年度補正予算(GIGAスクール構想関係)について」、配布資料3「次期ICT環境整備方針の検討について」につき、説明がありました。

⚪︎配布資料2「総合経済対策及び令和5年度補正予算(GIGAスクール構想関係)について」では、まず、令和5年11月2日に閣議決定された「デフレ完全脱却のための総合経済対策〜日本経済の新たなステージにむけて〜」につき説明がありました。

・教育に関して、「第4節 人口減少を乗り越え、変化を力にする社会変革を起動・推進する」の「2.デジタル行財政改革 (1)主な改革への取組」の中に、「学力の向上という目的を見据えて」という前提を置いた上で、デジタル教育の実効性を高めて、教育データ利活用と教員の働き方改革を推進するため、次のような課題につき検討すべきとの記述があることが紹介されました。

・GIGA端末及び帳票類の標準化

・校務システムの都道府県を中心とした統一・共同調達

・教材としてのデジタルコンテンツの活用促進

・特別免許状の活用を含め、新たな外部人材の発掘・確保による教員の不足への対応

⚪︎配布資料3に関しては、上記閣議決定を受けて構想されている「端末の共同調達イメージ」を中心とした説明がありました。

⚪︎意見交換では、ファーストGIGAの際に生じた課題を解決できるような、きめ細かい配慮が必要であるという意見が多く出されました。たとえば、教育現場に近い委員からは、タブレット配布だけでなく、実際の授業の場をイメージした周辺機器の配備が必要であるとの意見がありました。

・自治体ごとの格差を埋める方策や、経済的な問題を抱えた家庭に対する支援の必要性についても話題が及びました。

・「GIGAは、『令和の日本型学校教育』の基盤である」との意見には、主査はじめ、多くの委員から賛同の意が示されました

▷関連リンク
次期ICT環境整備方針の在り方ワーキンググループ 第2回 配付資料
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/098/siryo/mext_01644.html

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