「MEXCBT(メクビット)」の募集が始まりました!

(2021.11)

文部科学省は、プロトタイプの開発・実証を行ってきた「学びの保障オンライン学習システム(MEXCBT/メクビット)」について、2021年11月下旬より、全国の希望する全ての学校で活用可能となることを発表しました。

令和3年3月12日に発出された「GIGAスクール構想の下で整備された1人1台端末の積極的 な利活用等について(通知)」の中に

「学校・家庭においてオンライン上で学習やアセスメントが可能な CBT システムである「学びの保障オンライン学習システム(MEXCBT:メクビット)」 について、令和3年度にシステムの機能の改善・拡充や地方自治体等が作成した学力調査問題等のデジタル化を行い、希望する全国の学校で活用できる ようにする予定」

と書き込まれていたことが、いよいよ実現する運びとなります。

そこで、今回は、MEXCBTの仕組みや活用についてお伝えします。

MEXCBTとは?

MEXCBT(メクビット)とは、国や地方自治体等の公的機関等が作成した問題を活用し、児童生徒がオンライン上で学習・アセスメントできるCBT (Computer Based Testing)システムです。


緊急時においても、子供たちの学びを保障し、「一人一台端末」を活用した「デジタルならでは」の学びを実現するため開発されました。
令和2年度に、国が作成した約2000問を搭載したプロトタイプ(試行)版が公開され、実証研究として、これまで約14万人の児童生徒が活用してきています。

この11月から活用希望校を募集するのは、上記の実証研究を踏まえ、システムの機能の拡充や問題の追加等を行った「機能拡充版」です。
全国の希望する小・中・高校で、無償で活用できます。

なお、先生方や児童生徒にとってより便利に活用できるような機能改善や問題等コンテンツの追加は、今後も引き続き行われていく予定とのことです。

MEXCBTの特長は?

MEXCBTの基本的な考え方について、文部科学省の資料では次のように紹介しています。

MEXCBTの大きな特長として、文部科学省で開発する公的なCBTシステムであるため、国や地方自治体等の公的機関等が作成した問題を活用できる点が挙げられます。
令和3年8月時点では、全国学力・学習状況調査や中学校卒業程度認定試験の問題など、国が開発した問題約2,000問と、令和2年度実証校が作成した問題約30問が搭載されています。

令和2年度の実証では、活用した学校から

・授業中や放課後に活用したり、家庭学習(宿題)の際に活用したりした。
・自動採点の結果がすぐに見られるため、児童生徒が楽しそうに問題を解いていた。
・教員は配信するだけでテストを利用できるため、印刷や採点の手間が省け、業務効率が向上した。

といった声があったとのことです。

11月下旬から公開されるMEXCBT(機能拡充版)では、地方自治体等の学力調査等の問題が追加されるほか、動画や音声、インタラクション性を活用したCBTならではの問題や、質問紙調査等の多様な形式の問題、さらに児童生徒向き解説なども順次掲載していく予定です。
MEXCBTは、5教科の学力調査に限らない問題のプラットフォームとして、1人1台端末を活用した「デジタルならでは」の学びに寄与していくとしています。

MEXCBTを利用するには?

MEXCBTは、申し込んだ全国の全ての小中高校で、無償で利用できます。
授業での利用や、宿題として家庭学習で活用することが想定されており、一部の学級や、一部の教科だけの利用も可能です。
なお、利用申込は教育委員会や学校法人などの学校設置者において行うこととされています。

各システムはすべてブラウザ(Microsoft Edge、Apple Safari、Google Chrome)で動作するため、ソフトのインストール等は必要ありません。家庭のPCやタブレットでも利用可能です。
ただし、オンラインのシステムなので、オフラインでは利用できない点に注意が必要です。

先生方や児童生徒が実際に利用する際は、利用者アカウントの窓口となる「学習マネジメントシステム(学習eポータル)」からログインし、MEXCBTにアクセスする必要があります。

学習eポータルとは?

学習eポータルとは、MEXCBTをはじめデジタル教科書・教材や各種の学習用ツールと、児童生徒や教員をシームレスにつなぐ、デジタル学習のハブの役割をもつものです。
シングルサインオン形式のため、1度ログインするだけで各社の提供するさまざまなアプリケーションを利用することができます。

現在は、国際標準規格を利用して、校務支援システムから学習eポータルに名簿情報を自動連携する方法が検討されているそうです。

指導要領コードをベースにテスト結果や教科書・教材を連携し、スケジュールや教材を一括管理したり、学習ログを集約したりできるため、学習状況を見える化させることができます。また、進学や転校時にも学習ログデータを引継ぐことができます。
これにより、データを元にした個人単位での適切な教材や課題の割り当てや、児童生徒自身での学習の振り返りや自己調整学習に役立ち、個別最適な学びの実現に寄与することが期待されています。

学習eポータルは、標準モデルに基づいて民間企業が開発し、各学校に提供する形態になります。
MEXCBTへのアクセスや、校務支援システムとの自動連携、デジタル教科書などさまざまな学習用ツールとの連携、スタディログ受け取り機能など標準化された部分は共通・無償(協調領域)ですが、インターフェースのデザインは提供会社ごとに異なり、時間割やスケジュール機能など各社の特色ある機能については有償(競争領域)となります。
学習eポータルを提供する各社の紹介は、標準モデルを開発している、一般社団法人ICTコネクト21のサイトにまとめられています。

※記事中の図版はすべて文部科学省ホームページより抜粋

▶︎関連リンク

学びの保障オンライン学習システム(MEXCBT)についてhttps://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/mext_00001.html

​​MEXCBT説明会資料
https://www.mext.go.jp/content/20211101-mxt_syoto01-000013393_6.pdf

教育データ利活用ロードマップの 検討状況について
https://cio.go.jp/sites/default/files/uploads/documents/digital/20211025_meeting_date_strategy_wg_09.pdf

「GIGAスクール構想の下で整備された1人1台端末の積極的 な利活用等について(通知)」
https://www.mext.go.jp/content/20210312-mxt_jogai01-000011649_002.pdf


ICTコネクト21「学習eポータル」まとめページ
https://ictconnect21.jp/document/eportal/

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