幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会(第2回)
(2021.8.10)
○「幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会」は、中央教育審議会「初等中等教育分科会」に設置された特別部会です。
・文部科学省が公表している「幼児教育スタートプラン」を踏まえ、幼児教育の質的向上と小学校教育との円滑な接続について専門的な調査・審議を行うことを目的としており、7月20日に第1回目の会合が行われました。
・委員長には、無藤 隆 教授(白梅学園大学)、委員長代理には、秋田 喜代美 教授(学習院大学)が就任しています。
○ 委員からのヒアリングとして、4名の委員より報告が行われました。
・各報告のタイトルと発表者は以下の通りです。
- 「質の高い教育・保育の実現に向けて~高知県の取組から~」 岡林律子委員(高知県教育委員会事務局幼保支援課)
- 「教育と福祉の融合(子育て施策の教育委員会への一元化)」藤迫稔委員(箕面市教育委員会教育長)
- 「幼児期、幼小接続期における幼児教育施設や家庭への支援」村田 伊津子委員(岐阜市子ども・若者総合支援センター
- “エールぎふ” 所長 )
- 「特別な支援を必要とする子どもの幼児教育の現状と小学校への接続」久保山茂樹委員(国立特別支援教育総合研究所 上席総括研究員)
○ 続けて、実践者の委員より、幼児教育に関わる取組の紹介が行われました。
・タイトルと発表者は、以下の通りです。
- 「認定こども園と小学校の接続プロジェクト」中山昌樹委員(学校法人中山学園 認定こども園あかみ幼稚園 理事長)
- 「幼児期の遊びを通じた学びについて」宮下友美惠委員(静岡豊田幼稚園 園長)
- 「<発見学習>(体験活動とそこからの気づき) 」曽木書代委員(陽だまりの丘保育園 延長)
- 「子どもがイメージを広げ本物らしさを追求する中で、遊びを豊かにしていくための環境とは―映像機器を遊びに使ってみて―」渡邉英則委員(認定こども園ゆうゆうのもり幼保園)
○ 意見交換では、ヒアリングと紹介を踏まえ、様々な組織の壁をどう乗り越えていくかという点について活発な議論が行われました。
・国としてのビジョンの持ち方や、DXの推進などによる新たなプラットフォームの構築を模索する提案がありました。
▶︎関連リンク
幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会 議事要旨・議事録・配付資料
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/086/giji_list/index.htm
幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会 委員名簿
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/meibo/mext_00002.html