一人一台環境、ほぼ完成!

(2021.9)

令和3年8月30日に開催された「GIGAスクール構想に基づく1人1台端末の円滑な利活用に関する調査協力者会議(第3回)」において、GIGAスクール構想に関する各種調査の結果が公表されました。

学習者用端末1台当たりの児童生徒数、1.0人

全国の1,812自治体等を対象とした調査において、96.1%にあたる1,712自治体等で端末の整備が完了したことがわかりました。(令和3年7月速報値)

端末整備完了とは、児童生徒の手元に端末が渡り、インターネットの整備を含めて学校での利用が可能な状態になることを指します。

これにより、義務教育段階における学習者用端末1台当たりの児童生徒数は、1.0人となりました。
令和2年3月1日時点では6.6人であった状態から、大幅に改善されていることとなります。

(文部科学省ホームページより)


実際の利活用に関しても、公立の小学校等の96.1%、中学校等の96.5%が、「全学年」または「一部の学年」で端末の利活用を開始していると回答しています。

小学校では、全学年で利活用を開始している学校が全体の84.2%にのぼります。
また、まだ利活用を開始していないと回答した766校のうち748校が令和3年中、残りの18校も来年3月までには利活用を開始する予定であるとしています。

過半数の学校が「端末持ち帰り学習」実施可能!

端末持ち帰り学習の実施状況については、以下のようになっています。

■非常時に持ち帰り学習実施状況■
実施できるよう準備済み 64.3%
準備中 31.9%
実施・準備をしていない 3.7%

■平常時の端末持ち帰り学習実施状況■
実施している 25.3%
準備中 51.0%
実施・準備をしていない 23.7%

(文部科学省ホームページより)

インターネット環境も全体に改善傾向!

インターネット接続に関しては、前回調査を行った2月より、「学校から直接インターネットに接続する」方式を取る学校の割合が増えていることがわかりました。

これにより、接続速度も「1Gbps以上」「100Mbps以上~1Gbps未満」の割合が増加し、100Mbps未満の割合が減少しています。

(文部科学省ホームページより)



また、学校の回線を集約してインターネットに接続している場合も、回線が増強されるなどして、速度1Gbps以上の学校が大きく増加しています。

回線が不安定、繋がりにくいといった課題が指摘されていた「センター集約型」の接続方式に関しては、既に300以上の自治体等で改められました。

インターネット接続に関しては、方式、速度とも全体に改善傾向にあることがわかりました。

▶︎関連リンク

GIGAスクール構想に基づく1人1台端末の円滑な利活用に関する調査協力者会議(第3回)配布資料
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/167/siryo/mext_00917.html

GIGAスクール構想の実現に向けた整備・利活用等に関する状況について
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/mext_00921.html


GIGAスクール構想についてのアンケートの取りまとめ結果を公表しました(デジタル庁)
https://www.digital.go.jp/posts/NL3lOB9E


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