理科教材の編集部では、授業で扱う生き物の栽培や飼育、実験等を行なっています。
今回は、モンシロチョウをたまごから育てて、羽化に成功させたそうです。
さっそく、詳しい話を取材しました!


こんにちは!編集部の理科チームです。
私たち理科チームでは、教材の企画・制作業務の傍ら、理科の授業で扱う生き物の栽培や飼育、実験等を行っています。

へえ〜! 栽培や飼育、実験を?!
それは、どういう考えからなんですか?

「制作する教材の質の向上に繋げたい!」という思いからです。
より良い教材を作るために、自然の事物・現象を自ら体感していくのが、とても大切だと考えています。

なるほど!
それで、今回は、どんな活動をしたのですか?

今回は、モンシロチョウをたまごから育て、羽化に成功しました。
飼育の記録を紹介しますね!
モンシロチョウ飼育日記
4月13日(火)
キャベツ畑で発見したたまごを、編集部に持ち帰ってきました。
モンシロチョウは、幼虫からだと、既にアオムシコマユバチ等に寄生されている可能性があるので、たまごから育てるのです。
すでにだいぶ黄色くなっているので、孵化が近そうです。


4月15日(木)
幼虫が孵化しました。
孵化したたまごの「から」を食べています。
生まれたばかりの幼虫は、黄色くてとても小さく、肉眼でなんとか見えるくらいの大きさです。
4月19日(月)
すっかり体が緑色になりました。
体長は3〜4mm。肉眼でも見つけやすくなりました。
ここから、2〜3日おきに大きさを記録していくことにします。

4月21日(水)
大きさ 5mm

4月23日(金)
大きさ 9mm

キャベツをたくさん食べて、どんどん成長しています。
体が大きくなるにつれて,ふんも大きく,数も増えていきました。
4月26日(月)
大きさ 15mm

4月28日(水)
大きさ 18mm

4月30日(金)
GW中は、自宅に持ち帰って観察を続けます。
大きさは25mmになりました。ここ数日、虫かごの中を元気よく動き回っていましたが、かごの側面に登ったまま動かなくなりました。これは、さなぎになりそうな予感!


5月2日(日)
2日かけて、無事にさなぎになりました。
ただ、教科書の写真に比べてかなり茶色いような……
少し心配ですが、このまま何事もなく成長してくれることを祈ります。

5月10日(月)

幼虫からさなぎになって、約1週間。
体から羽の形が透けて見えるようになりました。
ちゃんと成虫になる準備が進んでいる証拠ですね。
今日は、学校教材の編集部で面白い取組をしていると聞いてやってきました!
どうぞよろしくお願いします!