【学級担任】一年間の学びと成長を実感するための,学級担任としての年度末の取組

北海道札幌市立義務教育学校福移学園 主任教諭

福本 勇太
学級担任

 三学期は、一年間の自分の成長、学級の成長を実感し、次の学年への意欲につなげる大切な三か月である。時間に追われてあっという間に終わってしまったということにならないように、冬休みのうちに年間指導計画を見直し、学級の実態、学級の目指す姿、活動計画などを改めて確認し、三学期の活動に見通しをもって取り組んでいけるようにする。
 まずは教師自身が見通しをもつことで、児童にいつ、どのように関わるかが見えてくるので、時間に追われることなく、余裕をもって充実した毎日を過ごしていくことにつながる。

①カウントダウンカレンダーの活用
 残りの日数を考え、児童も見通しをもって活動に取り組むことができるように、カウントダウンカレンダーを作成することは効果的である。学級全員で分担してカレンダーを作成し、それぞれ担当したページに学級のみんなへのメッセージなどを書くようにすると、一年の最後に向けて気持ちも高まっていく。

②「六年生ありがとうの会」に向けた準備
 六年生に今までの感謝の気持ちを伝えるための活動について、一月の代表委員会の中で話し合い、その後、各学級に伝え、二月の初めから学級、学年で活動できるようにする。三月に入ると、各学級、学年で一年間の成長を振り返る時間が大切になってくるので、できれば二月のうちに「六年生ありがとうの会」に向けての活動を始め、六年生のためにじっくりと時間を使えるようにするとよい。そうすることで、「憧れ」と「思いやり」があふれる学校になっていくと考える。

③学級会グッズの整理と、次年度に向けた教師の計画の振り返り
 三月の学級会を行う際に、児童と共に学級会グッズの点検・整理をし、手直しが必要なものや新たに必要なものを確認しておくと、三月中に次年度の準備をすることができ、四月からすぐに学級会を行うことができる。また、児童と一緒に点検・整理をすることで、一年間、自分たちがどれだけ学級会を頑張ってきたか、よりよい学級を目指して話合いを積み重ねてきたかを児童自身が振り返ることもできる。

 年間指導計画の最後に、短くてかまわないのでねらいや活動についての振り返りの欄を設け、三月の第四週までに記入しておきたい。こうすることで、必要な部分を短時間で修正し、次年度の学級経営につなげることができる。

●年度末カレンダー

(『道徳と特別活動』2025年2月号)