
東京都昭島市立つつじが丘小学校 主任教諭
新居 逸郎
特別活動主任
私は毎回の特別活動部の部会にレジュメを作成している(資料1)。レジュメを作成することで、特別活動主任としての見通しをもてるだけではなく、担当者や部会のメンバーに時期を逸せず内容を伝えられるようになるからだ。一~二か月後の予定を確認しながらレジュメを準備することは慣れるまで大変に感じるかもしれないが、行事等の直前になって起案したり提案したりすることのほうが担当者の負担になり、提案自体も「時間がないから例年どおり」となる傾向がある。レジュメを通して「いつ」「誰が」「どのような」提案を行うのかを確認できるようにすることで、部会のメンバーが見通しをもって仕事を進めやすくなり、特別活動主任としても余裕が生まれ、結果としてレジュメ作成がプラスに働く。また部会で出た意見はその場で記録する。これにより、部会で話した内容が残り、欠席した教員や学年内での情報共有にも役立つ。データで保存することで次年度の引継ぎもスムーズになり、特別活動主任が異動してきた場合でも一年間の活動が把握しやすい。こうした少しの工夫が学校全体の特活を円滑に進め、担当者の負担軽減にもつながると考える。

次年度を円滑にスタートするためには、四月当初にすぐ必要なことを洗い出し、今年度中に文書に残しておきたい。例えば、四月当初にすぐ必要になるものとしては、委員会、クラブ、縦割り班の名簿などが考えられる。クラブ活動であれば、三月中には次年度の所属クラブが決定していることが多いため、三月中に三~五年生の学級担任に人数確認も踏まえてクラブ名簿を入力してもらう。そうすることで、四月の慌ただしい中に新学級担任が名前も顔もうろ覚えで名簿を作成しなくて済む。特別活動部は年度当初の動き出しが特に忙しい。そのため、今年度中にやれることは終わらせておき、次年度にすぐ動かなければならないことを明確にしておくだけで、特別活動主任としても担当者としても仕事がスムーズになる。また、委員会やクラブのオリエンテーション用スライドを作成しておき、第一回目の活動で担当教員にオリエンテーションをしてもらうと、指導の要点が揃うだけでなく、担当教員へのOJTにもなり一石二鳥となる。
予定どおりにうまくいくことばかりではないが、特別活動主任が自ら「なすことによって学ぶ」経験を積むことで各学校の実態に合ったよりよい特別活動をつくっていけると考える。
⚫︎年度末カレンダー

(『道徳と特別活動』2025年2月号)




