新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会

国の動き

特別部会第 14~17 回では、中間まとめ「『令和の日本型学校教育』構築を目指して ~全ての子供たちの可能性を引き出す協働的な学びの実現~」に対する関係団体からのヒアリングが実施されました。

全国連合小学校長会の意見表明は、令和2年10 月 29 日の第17 回会議「午前の部」にて行われました。

意見ではまず、これまでの教育改革が十分な環境整備を伴わないままビルド&ビルドで行われてきたことで学校現場が疲弊している点に触れ、課題を整理し、その反省に基づく施策を実施するよう求めました。
また、「個別最適な学びと協働的な学びの往還」「履修主義と習得主義の組み合わせ」と、新学習指導要領の求める「主体的・対話的で深い学び」がダブルスタンダードになる恐れがあるとし、理念の関係性を明確にするよう指摘しました。
デジタル化や遠隔教育に関しては、有用性を認める一方、学校が単に知識伝達の場ではない点、生きる力となる非認知的能力は人との関わりの中でしか育めない点を強調し、学校教育の基本に立ち返る重要性を指摘しました。

文部科学省の動き