アプリ等の実際の利用例は?
たとえば、GIGAスクール構想を受けて、全国に先駆け令和2年9月までに全ての小中学校にタブレット端末の貸与を開始していた岐阜市では、昨年6月から、全ての市立小中学校、特別支援学校、幼稚園で保護者をつなぐ連絡アプリを活用しています。
保護者からの欠席連絡と学校からのお便り発信をデジタル化して、保護者の利便性向上と教職員の働き方改革を推進しながら、教職員が子供たちとより深く向き合う時間などを確保することをねらう取組ですが、今年1月から、同市が採用している連絡アプリに、子供たちが毎日自分の心と体の状態を入力できるシステムが組み込まれました。

児童は、毎日心と体の状態を入力します。
先生は、座席表一覧で児童の状態を確認し、「心の小さなSOS」の早期発見に役立てることができます。

さらに、このアプリでは、相談したいことのある児童が、話したい先生を選んで気持ちを送信することができるため、チーム学校で「今、ケアが必要な子供」を見逃さず、早い段階で支援につなげられるとしています。
岐阜市のGIGAスクール推進室のまとめによれば、「夏休み中から不眠に悩んでいた」など、これまで把握できなかった児童生徒の心や体の変化を把握して適切なケアにつなげることが、できるようになったとのことです。
関連リンク
不登校対策の検討にあたっての方向性(目指す姿)
https://www.mext.go.jp/content/20230215-mxt_jidou02-000027614_b.pdf
不登校対策に係る取組状況調査について<令和5年2月13日時点 暫定値>
https://www.mext.go.jp/content/20230215-mxt_jidou02-000027614_7.pdf
不登校に関する基礎資料 令和5年2月14日(2/14調査研究協力者会議第6回 参考資料)https://www.mext.go.jp/content/20230215-mxt_jidou02-000027614_6.pdf
デジタルを活用したこれからの学校について(岐阜市 GIGAスクール推進室)
https://www.city.gifu.lg.jp/res/projects/default_project/_page/001/003/927/2022-6_shiryou1.pdf