第5回目活動記録(担当:I)
文溪堂プログラミングサークル(以下、BPC)リレープログラムのアンカーを務めるのは、私Iでございます。
どうぞよろしくお願いします。
前回はKさんが音楽を付けてくれたおかげで、アニメーションの楽しさがぐっとアップしました。
それに関してメンバーから挙げられた意見を踏まえ,以下を改修していきました。

① 音楽の不具合を直す。
② 効果音を付ける。
③ 表現にこだわる。
④ 感動のラスト
① 音楽の不具合を直す。
前回のプログラムでは、メロディーと伴奏を異なる楽器に設定して鳴らすつもりが、同じ楽器で鳴ってしまっていました。
色々と試したところ、メロディーと伴奏のプログラムが、両方とも「背景」という1つのオブジェクト内にあることが原因だと分かりました。

2種類の楽器を同時に鳴らしたい場合は別々のオブジェクトでプログラムを作る必要があるようなので、「メロディー」と「伴奏」というスプライトをそれぞれ作り、その中に音楽のプログラムを移しました。
また、メロディーと伴奏が徐々にズレていってしまうという課題もありました。
そこで、プログラムをひとつなぎにするのではなく、1小節ごとに分けてみました。

小節単位でメロディーと伴奏を同時に鳴らしていくことで,ズレをある程度修正できました。
さらに、アニメーションと音楽が同時に終了しない課題もありました。
これについては、音楽のスピードは変えずにアニメーションの方で長さを調整し、同時に終わるようにしました。
② 効果音を付ける。
各スプライトに場面に応じた効果音を付けました。
「音を鳴らす」というプログラムと効果音の素材が用意されているので、効果音を付けるのはとても簡単でした。

③ 表現にこだわる
こだわりポイントは2つあります。
1つめは,木の大きさとスピードによる奥行きの表現です。
3本の木はそれぞれ大きさが異なり、小さい木(遠い木)ほどゆっくり動くようにすることで遠近感を表現しました。

こだわりポイント2つめは、モンシロチョウの羽ばたき表現です。
「コスチューム」を3コマ分作成し、それらを素早く切り替えることで表現できました。
はじめは4コマ作ったのですが、コマ数を減らした方がスピード感が出たので3コマにしました。
コマ数を調整したり羽の向きや体の位置を調整したりしながらアニメーションを確認してチョウらしい動きに近づけていくのは、とても楽しかったです。
また、観察したものをアニメーションで表現するというのが、貴重な学習体験でもあったように思います。
④ 感動のラスト
誕生以来、孤独の旅を続けてきたモンシロチョウですが、最後に仲間に出会うという感動のラストを付け加えました。
モンシロチョウのスプライトを右クリックして「複製」し、出現するタイミングを変更するだけで簡単に仲間を作成することができました。

でき上がった作品は、こんな感じです。(注意:音が出ます)
https://scratch.mit.edu/projects/558246886
※ 実際のプログラムはこちらからご覧いただけます。
→https://scratch.mit.edu/projects/558246886
これにて、リレープログラミングは完結です。
リレープログラミングをやってみて感じたのは、バトンをつなぐたびに、各メンバーの工夫や「自分ならこうしたい!」という熱意が伝わってきたということです。
不慣れなプログラミングに1人で取り組むのではなく、仲間と共に挑んだからこその体験だったと感じます。
そんな気づきがラストの展開につなげてくれたような気が、しないでもありません。


◆ 初心者がScratchでリレープログラミング ◆
私たちの活動記録に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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