学校行事や児童会活動、クラブ活動を通して児童に育成する資質・能力─「多様な集団活動」を通して─

おわりに ―「学びの保障」等の提言などを踏まえた教育課程の実現を―

学校行事や児童会活動・クラブ活動の豊かな経験が学級活動や教科等の学習に好ましい影響を与えることは周知されている。
文部科学省は、令和2年5月15日に「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた学校教育活動等の実施における『学びの保障』の方向性等について(通知)」において、「学校行事等も含めた学校教育ならではの学びを大事にすること」を求めている。
また、同7月17日の「学校の授業における学習活動の重点化に係る留意事項等について(第2報)(通知)」でも、「児童会活動、クラブ活動、学校行事についても〈中略〉感染症対策を講じながら児童や学校の実態に応じて創意工夫して実施すること」を求めている。
今年度の学校評価に当たっては、学校行事等の特質(教育的意義)や、育成する資質・能力の再確認と、他自治体の取組の情報を収集して、新年度のより確かな学習指導要領の趣旨の実現に取り組むことが学校経営の課題である。

※本記事は月刊誌「道徳と特別活動」2020年9月号(特集:新しい生活様式における学校行事・児童会活動・クラブ活動 ― 距離をとって、心を密に ―)からの転載です。

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